みなさん、こんんちは

2月といえば、何を思い浮かべますか?
節分・バレンタインなどイベントがたくさんありますね

今回は3月の初めから行われる奈良の伝統行事、
二月堂の「お水取り」について、少しご紹介しようと思います。
「お水取り」とは、奈良県にある東大寺二月堂で毎年行われる「修二会(しゅにえ)」と呼ばれる行事です。
例年、3月1日から14日の2週間行われ、終わるころには冬が明けていることから、
春を告げる行事ともいわれています。
奈良時代から続く伝統行事で、752年以来、途絶えたことがなく、
2017年時点でなんと累計「1266回」も実施されてきた歴史のある奈良の伝統行事です。
〜知恵蔵より一部抜粋〜
その「お水取り」の法要で、僧が着ているのが「紙衣(かみこ)」です。
「紙衣」は、厚手の和紙を揉み縮め、コンニャク糊や柿渋を塗って仕立てた<紙の着物>のことです。
風を通さず、暖かいので昔は防寒衣料として用いられていたそうです。
紙なので洗えません

これは前年に使われた紙衣です。たいまつの煤(すす)で、黒っぽくなっていますね。
実は、今年のお水取りの「紙衣」は、当学園「藤影きもの専門学校」で作成しました

分厚い和紙に針を通すので大変ですが、学生それぞれが一針、一針、力を合わせて縫い上げました。
今年のお水取りも、もうすぐ


学生達が仕立てた、この「紙衣(かみこ)」を着た姿が見れると思うと楽しみです

見に行かれる方は、ぜひ和紙の着物にもご注目ください

YK
posted by こぉほぉ at 14:49| 奈良 ☀|
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